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商談準備AI「Sales Retriever」/Monthly Pitch! スタートアップの扉
商談準備AI「Sales Retriever」/Monthly Pitch! スタートアップの扉

松本 成行 さん
サービス概要:
競合に提案で差をつける商談準備AI「Sales Retriever」を提供するのは、Sales Retriever社です。コンセプトは、商談準備における「競合企業よりも優れた提案」を「10倍ラクに」。公開情報や社内取引情報といった営業に必要な情報をAIが収集し、自社の営業提案を自動で生成します。
Sales Retrieverでは、ベテラン営業担当者が実際に提案したデータも学習することで、新人でも熟練の知識が駆使された提案を可能にしました。リサーチ業務においても、OpenAIのDeep Researchと比べて13倍の性能を実現。事前準備時間を90%削減、案件化率や受注率を2倍にするなどの成果も上がっています。
Monthly Pitch編集部はココに注目:
元々AIエンジニアだったSales Retriever社代表の松本さんは、自身で起業して営業やマネージャーを経験したものの、「人によって営業成果のばらつきがあることを実感した」と語ります。その理由の一端は、単価が高いBtoB商材ほど、顧客に合わせたカスタマイズ提案が求められるから。とはいえ、IR情報や過去の取引情報、名刺交換など、さまざまな情報を事前に準備しても、営業成績には依然として差が生じます。この課題を解決するため松本さんは、自身の営業・エンジニアリング経験を元に、Sales Retrieverを開発しました。
サービスが普及するに連れ、Sales Retriever社には、受注に至るプロセスに関するデータが集まるはずです。今後はこれらのデータを有効活用し、どのような提案が受注につながるのかをAIに学習させ、AIによる営業のデジタルワーカー化、さらにはマーケットプレイス化の実現を目指しています。