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てんかん発作予知医療機器/Monthly Pitch! スタートアップの扉

てんかん発作予知医療機器/Monthly Pitch! スタートアップの扉

てんかん発作予知医療機器/Monthly Pitch! スタートアップの扉

山川 俊貴さん

 

サービス概要:突然意識を失って倒れてしまう発作が特徴の病気「てんかん」の発作を予知するための技術開発を進めるのはクアドリティクス

世界では5,000万人がてんかんに罹患していると言われます。7割の方は薬で発作が抑えられるものの、3割の方は発作の危険に怯えながら生活しなければなりません。てんかんの最も怖い点は、発作がいつどこで起こるかわからないこと。それによりてんかん患者は、仕事に就けなかったり車の運転ができなかったりして、QOLが非常に下がります。またアメリカでは患者の半分程が年に1回入院。これはてんかん自体ではなく、発作が原因で生じた怪我が原因です。

この課題を解決するのがクアドリティクスの医療機器です。ウェアラブルとAIの技術を使っててんかんの発作を予知し、発作が起こる1〜15分前に患者にアラート。けがの予防やQOLの向上に繋げます。

Monthly Pitch編集部はココに注目:

階段を降りている際に発作が起きて意識を失い転落する、料理をしたり熱いものを食べたりしている際に発作が起きて火傷する、入浴中に発作が起きて溺れる。日常のなんてことのないシーンにも、てんかん患者にはリスクがあります。実際に亡くなった例も少なくなく、他者を巻き込んだ事故は道路交通法の改正にも繋がりました。

クアドリティクスが取り組むてんかん対策という意味での競合は少なくありませんが、事後的なモニタリングや高額な手術が必要なものなども多く、まだ普及には至っていません。ただ、てんかん患者は多く、市場は小さくありません。お金を払う素地、強いペイン、ニーズは揃っており、医療機器としての上市が期待される状況です。

日本での研究開発は一段落しており、現在はてんかん研究のメッカであるオーストラリアにも拠点を設けて、世界での上市に向け治験の準備を進めています。その結果をもってアメリカへ行く計画です。

 

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