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不動産フリマ「ポルティ空き家バンク」/Monthly Pitch! スタートアップの扉
不動産フリマ「ポルティ空き家バンク」/Monthly Pitch! スタートアップの扉

平 瑶平 さん
サービス概要:
ポルティ社が開発するのは、どんな家でも売り買いできる不動産フリマアプリ「ポルティ空き家バンク」です。
物件を持っている方がその物件情報を直接アプリに投稿し、買いたい人とメッセージして、閲覧や内見、価格交渉などを実施。不動産契約自体はポルティが宅建士を派遣し、契約関係を整理して取引を成立させるという仕組みです。
売主が投稿時に家の画像をアップロードすると、画像情報をAIが読み取って物件のタイトル付けや説明を生成。住所情報から周辺の環境や施設情報も自動で作成されます。あとは希望金額を入力するだけで、投稿は完了です。買い手は、気になった物件について「内見できますか?」「建物の状態はどうですか?」といったメッセージを、売主に直接送付し、売買を進めていきます。
Monthly Pitch編集部はココに注目:
国内では2023年に900万戸の空き家がありました。この数は人口減少の影響もあり、1,800万戸まで増えると言われています。空き家を相続した人は、使わないのに税金がかかるのだから手放せばいいようにも思えますが、実際には売ろうとしても簡単には売れません。その原因は、数百万円の売買だと仲介業者の手数料が大きくなく、また売れるまでに半年〜1年、場合によっては数年もかかるといった点にあります。
とはいえ近年、空き家をリノベーションして、戸建て賃貸や民泊として貸し出したいというニーズは高まっており、潜在的には空き家の買い手は増加しているようです。しかし物件が市場に出回っていないために、買いたくても買えないという状況に陥っています。
そんな中で登場するのがポルティ空き家バンク。セルフサービス型の不動産売買アプリとして存在感を発揮しようとしています。従来は売り手や営業担当者が対応していた行為をAIで自動化し、コンバージョン率の高いプラットフォームを実現していく算段です。