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次世代宇宙服「VESTRA」/Monthly Pitch! スタートアップの扉

次世代宇宙服「VESTRA」/Monthly Pitch! スタートアップの扉

次世代宇宙服「VESTRA」/Monthly Pitch! スタートアップの扉

蓮見 大聖 さん

 

サービス概要:
Amateras Space社が開発するのは「VESTRA(ヴェストラ)」。MCP(メカニカル・カウンター・プレッシャー)と呼ばれる、身体全体の圧力を均一に保つ技術を用いた次世代宇宙服です。

同社は宇宙服を宇宙で使うだけでなく、体全体をセンシングするウェアラブルとしても活用しようとしています。現在の有人宇宙開発は、訓練した宇宙飛行士のバイタルデータに依存し、その情報は宇宙機関によって限定的に管理されています。しかし今後の宇宙旅行を考えるなら、これまで取得されてこなかった一般人のバイタルデータやモーションデータが不可欠です。Amateras Spaceは、次世代スマートスーツ VESTRA を通じて、生命情報と身体の動きを統合的に取得・活用する仕組みを構築していこうとしてます。

Monthly Pitch編集部はココに注目:
国家戦略として予算がつけられていたり、研究が進められていたりと、我々が思っている以上に宇宙旅行は身近な存在なのかもしれません。そんな中、新たな宇宙服を開発するのがAmateras Space社です。

宇宙服の構造は50年前からほとんど変わっていません。また従来の宇宙服は100億〜1,000億円程度の開発費がかかり、購入しようとしたら一着10億円もかかってしまいます。ただその素材に注目すると、日本製の素材が数多く使われているようです。そんな中Amateras Space社は、日本の素材技術を活用しながら、新たな宇宙服の開発を進めています。

同社は京都大学や岐阜医療科学大学など、NASAやJAXAと連携経験のある研究者と共同研究を実施。ロケット企業と連携しながら、実証実験にも挑んでいます。

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