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AI駆動型SIer「Alchemy」/Monthly Pitch! スタートアップの扉

AI駆動型SIer「Alchemy」/Monthly Pitch! スタートアップの扉

AI駆動型SIer「Alchemy」/Monthly Pitch! スタートアップの扉

船木 駿 さん

 

サービス概要:
「AI駆動型のSIer」を標榜する「Alchemy(アルケミー)」を開発するのは
ReAlice。Alchemyは設計書とソースコードが自動連動する開発AIエージェント。PMやエンジニアが開発現場でAIを最大限活用し、パフォーマンスを最大限に発揮できる環境を目指します。

初期のターゲットはいわゆる「レガシー案件」。この類の現場では非常に高い品質やセキュリティ要件が求められますが、Alchemyはローカル環境でも利用できるようになっており、またISMSやPマークも取得予定で高セキュリティとなっています。

実際にAlchemyを導入したある現場では、90人日かかっていた開発期間を15人日まで短縮し、開発コストの70%削減に成功したそうです。

Monthly Pitch編集部はココに注目:

日本のIT市場は20兆円を超える大きな市場である一方、DXが遅れて12兆円の経済損失を生んでいるとも言われています。ReAlice代表の船木さんが参加したあるレガシー案件の開発現場では、AIどころかインターネットもGitHubも使えず、使用できたのはエディタだけだったそうです。Alchemyはこのような状況を、上流から下流まで一気通貫で支援するAI駆動型のSIerとして改善していきます。

既存のSIerは人月ビジネスなので、開発工数の短縮は売上低下を招きかねず、ソフトウェアによる効率化が難しいという課題を抱えています。そこでAlchemyは、ソフトウェアとBPOを併用。仮にBPO売上が縮小しても、ソフトウェアによる市場拡大を狙える戦略を採用しました。

Alchemyは短期的にはレガシーのAI駆動のSierというポジションを取り、その後、ゲーム業界、医療業界…といった具合に横展開をしていく算段です。M&Aや事業提携も仕掛けながら、業界のバリューチェーン全体を効率化していきます。

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