2023.01.16 Report

CA Pitching Arena 2022 Winter Edition 開催レポート

アジア最大級の資金調達・事業提携の場として開催していた「Rising Expo」での経験を活かし、シード・アーリー期の起業家と投資家が集まるピッチイベント「Monthly Pitch」のグローバル版として「スタートアップエコシステムの活性化」を目指し、国内外の「スタートアップと投資家の架け橋」となるべく開催している「CyberAgent Pitching Arena(以下、CA Pitching Arena)」は、コロナ禍でのオンライン開催を挟み、2022年12月1日、インドネシア、ジャカルタにて2022年Winter Edition(冬版)を開催いたしました。

この記事では、3年ぶりにリアル開催を果たした「CA Pitching Arena 2022 Winter Edition」の開催レポートをお届けいたします。

CyberAgent Pitching Arena 2022 Winter Edition

スケジュール / Schedule

  • 1. 開会の辞 (CAC取締役 中国法人代表 北川)
  • 2. 東京証券取引所ご挨拶
  • 3. パネルディスカッション「景気後退期とスタートアップ冬の時代における投資戦略」
  • 4. スタートアップピッチ前半
  • 5. インドネシアの決済ユニコーンXenditによるプレゼンテーション
  • 6. スタートアップピッチ後半
  • 7. ネットワーキング

CAC取締役 中国法人代表 北川より Opening remarks(開会の辞)

2019年から、3年に渡って橋渡しを担ってきた「CA Pitching Arena」ですが、これまで登壇いただいたスタートアップは、その後累計約2億9800万ドルもの資金を調達しています。そして今回、第4回目のPitching Arena開催にあたり、また新たなスタートアップが加わりました。

東京証券取引所 ご挨拶

今回Pitching Arenaを開催するにあたり世界第5位の規模である「東京証券取引所」に、アジア新興企業にとってのIPOの機会についてや東証でIPO(上場)をするための流れ、詳細等についてお話をいただきました。

パネルディスカッション「景気後退期とスタートアップ冬の時代における投資戦略」

パネルディスカッションでは「景気後退期とスタートアップ冬の時代における投資戦略」と題し、景気後退やロシア、ウクライナによる情勢などもある昨今、東南アジア各国のファンドやラウンドごとのスタートアップの状況や投資環境について、現地で活躍している投資家の皆さんと共にディスカッション形式のトークセッションを実施いたしました。

スタートアップピッチ

東南アジア各国からの有望なスタートアップ起業家、そして国内外の有力ベンチャーキャピタル・著名エンジェル他が一堂に集い、トークセッション、東南アジアスタートアップ10社によるピッチが行われました。

CLAUDE(Indonesia)

東南アジア発、ファストファッションとテイラーメイドの中間にあたる「アダプティブファッション」モデルを開発し、ミレニアル世代とZ世代のニーズをバランスよく取り入れた、グローバル志向の「ウルトラファストファッション」ブランド。

Jago Coffee(Indonesia)

インドネシアを拠点とするラスト・マイル・リテール。超ローカルな展開に焦点を当て、分散型モバイル店舗のネットワークを構築し、利便性、品質、手頃な価格でコーヒーに最も簡単にアクセスできる環境を提供。

Primaku(Indonesia)

インドネシアにおける子どものヘルスケアと、子どもの優れた成長・発達を保証することを目的とした、デジタル育児プラットフォームのリーディングカンパニー。「子育てのGoogle」を目指している。

ARSITAG(Indonesia)

設計と建設サービスのためのワンストッププラットフォーム。プロジェクトオーナーが安全で、透明性があり、便利に彼らのプロジェクトを構築または改修するために検証されたプラットフォームを提供。

BeLive Technology(Singapore)

インタラクティブなライブビデオソリューションを提供。BeLiveの簡単な統合ソリューションにより、インタラクティブなライブショッピング、ライブトリビア、ライブバーチャルギフトなどの動画を、ウェブサイトやモバイルアプリで直接放送することができる。

GetLinks(Thailand)

アジア太平洋地域をリードするHRテックプロバイダーとして、技術系人材とアジア全域のビジネスチャンスをつなぐプラットフォームとエコシステムを提供。

5GCT(Thailand)

市民、企業、観光客、政府によるスマートシティ3.0の共創を可能にし、経済成長の促進、地域資源の管理、持続可能性に向けたデータ駆動型の意思決定を行うための構造化されたフレームワークを持つプラットフォーム。

Horganice(Thailand)

タイでNo.1の不動産、アパート、寮、市場の月次&日次ベースの賃貸物件管理プラットフォーム。

Halana(Vietnam)

ベトナムの450億ドルの工業製品市場をターゲットとした、工業小売店をデジタル化し、強化するためのエンドツーエンドのB2Bマーケットプレイスを提供。

Reti(Vietnam)

ベトナム初のオンラインプラットフォームとオフラインの不動産ハブを組み合わせ、販売代理店と住宅購入者をつなぐO2Oサービスを提供するI-Brokerage(インターネット証券会社)。

登壇スタートアップオフィス施策ツアー

また、イベント前日には、登壇企業2社のオフィス視察ツアーを開催し、東南アジアの現地の状況を肌で感じていただきながら、実際にサービスや工場を目で見ていただく機会を作りました。

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