Spotlights
病院AI基幹システム「Apollo AI」/Monthly Pitch! スタートアップの扉
2026.10.28
病院AI基幹システム「Apollo AI」/Monthly Pitch! スタートアップの扉
星野 仙太 さん
サービス概要:
東大発スタートアップであるAlbatrusが開発するのは、病院のAI基幹システム「Apollo AI」。AIエージェントを活用しながら、病院内の作業自動化や患者の配置、経営分析、臨床・治験のデータ抽出といった業務を支援します。
AI基幹システムを開発するにあたってAlbatrusが意識しているのは次の3つです。即ち「ベンダーロックインの解除」「複数のエージェントを動かせること」「今までのシステムよりも最も付加価値が高い製品にすること」です。ベンダーロックインの解除に関しては解決が進んでおり、Apollo AIは全国5,000病院のうち70%で使えるようになっています。AIエージェントについては、現在は例えば、退院時に作成する文章を自動で書けるようにして、朝に担当者が出勤すると、前日に退院した患者に関する記載がすべて完了しているという状況を作り出しました。引き続き、他のエージェントの開発も進めていきます。

Monthly Pitch編集部はココに注目:
Albatrus代表の星野さんは、三重県津市で総合病院を経営する家の出身です。家業を手伝う中で出くわした課題を解決するためにAlbatrusを創業しました。
病院向け生成AI市場は現在盛り上がっている市場ですが、星野さんはその中でもいくつかの課題を感じていたようです。まずは価格競争。技術優位性がない中で戦うには、価格を下げるしかありません。ベンダーロックインも課題ですし、単に文章作成や音声文字起こしをするだけでは病院の抜本的な改革が難しいことは、想像に難くないでしょう。こういった課題を解決に導こうとするのがApollo AIです。
例に漏れず、医療業界も人手不足となっています。システムに関する業務も多く、例えば病院向け電子カルテは3,000億円の市場となるなど、マーケットも広がってきました。Apollo AIはこれに次ぐ基幹システムとなることを目指します。
