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アバターマッチングアプリ「Memotia」/Monthly Pitch! スタートアップの扉
アバターマッチングアプリ「Memotia」/Monthly Pitch! スタートアップの扉

佐藤 航智 さん
サービス概要:
アバターでのマッチングアプリ「Memotia(メモティア)」を開発するのは、Flamersです。
Memotiaは、内面だけのマッチングアプリ。アバターの姿で会話することで、相手の外見やスペックに左右されずに、内面を重視した恋愛が可能です。アプリ内では相手の年収などの参考情報は表示されず、会話だけで相手を判断する仕組みになっています。顔を出さないので身バレしない、家でデートができるので身体的な危険がない点もユーザーのメリットです。
マッチングするまでは普通のアプリと同様ですが、Memotiaの場合はアプリの中のワールドで音声デートを重ねます。実際に会うまでに、ここで1カ月ほど過ごす方が多いとのこと。なおデートワールドは、キレイな世界観のものからサイコロトークのような会話をサポートするものまで、30種ほど用意されているそうです。
Monthly Pitch編集部はココに注目:
アバター同士でお付き合いを重ね、結婚まで至ったというFlamers代表の佐藤さん。この原体験をもって開発したのがMemotiaです。
そもそも世の中に多数のマッチングアプリがあり、これ以上新しいサービスが参入する余地はないようにも感じます。しかし独身者の7割以上はマッチングアプリや婚活サービスを使った経験がありません。利用経験のある方でも、約半分は1回も恋人ができずに利用を止めているというデータもあります。また定性的にも、恋愛経験が少ない方からすれば既存のマッチングアプリはどうしてもハードルが高いようです。こう聞くと、ターゲット次第ではマッチングアプリの可能性はまだまだあるように思えます。
また1回あたりの平均デート時間が90分と、ユーザーの滞在時間が非常に長くなっており、デートを含めた様々なデータを取得できる点もMemotiaの特徴です。そのデータを活用して開発したのがAI仲人機能。「どういう方が好きなの?」「どういう恋愛がしたいの?」といったAIの質問に回答し、自分のプロフィールを創出してマッチングに活用します。この機能を使ったユーザーはリテンション率がかなり上がる結果となっているそうです。