台湾オフィス代表 方 倩匀

私は台湾市場を担当しており、以下の点を常に重視して台湾のスタートアップ企業に投資判断を行っています。 1)スタートアップ企業の業務執行力。 2)創業チーム間の明確な役割分担とそれに応じたインセンティブの設計。 3)キャッシュフローを常に意識した経営姿勢。 4)マーケティング面においては、海外進出フェーズに到達するまではまず台湾でナンバーワンを取ることに注力しているか。 5)CEOについては、よいパートナー選びと資金調達に特に注力し、優秀な人材をチームへ引きつけられるかどうか。 今、台湾で個人的に注目している分野はモバイルコマース、O2O及びアドテク業界です。

投資コンサルティング会社を経て、2000年より日系大手ベンチャーキャピタルに従事、2006年までの間に、台湾を中心としてエレクトロニクス関連企業への投資を17件実行、うち6件のIPOを果たす。2007年より中国上海にてインターネット関連企業を中心に4件投資実行し、1件のIPOを果す。2010年12月、サイバーエージェント・キャピタルに入社。ベンチャーキャピタル業界において15年以上のキャリアを持ち、特に中国・台湾市場におけるベンチャーキャピタル実務においては豊富な経験を有する。 米国トレド大学 国際貿易大学院卒。