2023.09.03 Monthly Pitch

バーチャル技術で人の繋がりや生き方の選択肢を多様化する「cocoro:id」

Monthly Pitch! スタートアップの扉 / 樋田顕さん

サービス概要:MOSHBIT.はアバターを用いた2つのサービスを展開しています。1つがアバター×通話の「cocoro:id」、もう一方がアバター×ライブ配信の「Xsta.」です。

cocoro:idは「キャスト」がアバターとなって通話するサービス。ファン(ユーザー)は人生や仕事、人間関係の悩みなどをキャストに相談し、キャストは様々な機能を使いつつ悩みを聞き、ファンと仲良くなっていきます。通話体験を主軸としているため、キャストにはユーザーへの寄り添い、思いやり、話を聞くといった才能が要求されるサービスです。

一方のXsta.は、スマホ1台でバーチャルライブ配信ができるサービス。アバターはサービス側で用意しているものだけでなく、Live2DやVRMといった外部システムのものを使える自由度も強みとなっています。

Monthly Pitch編集部はココに注目:バーチャルパートナーとの対話やライブ配信などを通じて、関係性を育むことができる次世代のコミュニケーションサービス「cocoro:id」。3年半ほどの運営を通じて、顧客単価と継続率は高い水準になってきているそうです。キャストは35歳以上の方が多く、人生経験や思いやり、傾聴力を活かし、ファンの相談に乗っています。

今後は、ユーザーとファンがより深い関係を構築していくため、オリジナルのカジュアルゲームや診断コンテンツ、クリエイティブコンテンツなどを開発予定。キャストとファンの関係性をより深めていけるような仕掛けを施していきます。一方のXsta.には、基本的なライブ配信の機能や外部のプラットフォームの配信者とコラボしたりする機能を実装していき、ユーザーのエンゲージメントを高めていく計画です。

「配信者とファンとクリエーターの3者が、よりオープンで繋がっていく経済圏を目指す」と、代表の樋田さんは意気込みます。

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